トマト嫌いの私が一瞬でトマトを好きになった理由

トマト嫌いの私が一瞬でトマトを好きになった理由

2019.7.10

夏野菜の代表選手「トマト」
実は、私、トマトは嫌いでした。

子供の頃から食欲は旺盛なほうでしたし、
肉以外は特に好き嫌いもなく大体のものは食べられました。

あまり好きではない食べ物もいくつかあったのですが、
中でも「嫌い」に分類するくらい苦手だったのがトマト。

それが、あることをきっかけに、 急にトマト好きになりました!!

自分でもびっくりしました。あんなにトマト苦手だったのに・・・と。

嫌いだったトマトを好きになった理由。
それは・・・トマトを好きになって初めて気がついたことでした。

トマトが嫌いなのではなく、
“美味しいトマト”を知らなかっただけだったのです。
“美味しいトマト”とは何も高級なトマトというわけではありません。

トマト嫌いの私が”その”トマトを初めて食べたのは結婚してから。
嫁ぎ先でのことでした。
嫁ぎ先である夫の実家は兼業農家で義母がたくさんの野菜を作っていました。
その義母が作ったトマトを食べた時初めて”本当のトマト”の味を知ったのです。

あるトマト食べて衝撃を受けました

子供の頃に食べたトマトは、中の種の周りが緑っぽくて食感も硬く、味は酸っぱい。とても美味しいとは思えなかったのです。
きっと、そのトマトは、早く収穫してあとから色づいたか色づけたのか 若いトマトだったのだろうと思います。
反対に、義母が作ったトマトは真っ赤に完熟するまで枝になっていたもの。
ジューシーな果肉と固すぎず柔らかすぎずの食感。
そして、全然酸っぱくない!!衝撃的でした。

「トマトって酸っぱくないんだ!?」と(笑)それで思い出しました。

子供の頃に連れて行ってもらったデパートのレストランで食べたお子様ランチ。
そこに乗っていたトマトが酸っぱくて硬いトマトだったなあ…と。
私は外食で食べたトマトが原因でトマトが酸っぱくてまずいものだと認識して食べないようになったのだと思います。

私の母は、嫌いなものを無理に食べさせたりしなかったので、食卓でも一応は出ますが、残して怒られた記憶もありません。
だから、結婚するまでほとんどトマトを食べなかったのかもしれません。
子供は「酸っぱいもの」「苦いもの」を嫌がります。
それは、命を守るため。痛んだり腐ったり毒があるものは酸っぱかったり、苦かったりします。

反対に赤ちゃんが好きな味は甘みのある味。
お母さんの母乳の味ですね♪
私は、本能的に未熟なトマトをまずいと感じたのでしょう。
義母が作ったトマトを食べて美味しいと感じたのも本能。
つまり、”美味しいトマト”とは・・・

”旬の完熟トマト”だったのです。
今まで何十年も損してきた気がしました(笑)

野菜嫌いの子どもに3つ考えたいこと

トマトがこんなに美味しいなんて知らずに生きてきたことを後悔しました。
こんな経験から思うのは・・・
子どもが野菜嫌いだとしてもあの手この手で料理して食べせようとするより本当の味を体験させてあげることの方が大事かもしれない。
それでも食べられないなら「仕方ない」でいい(笑)子供は本能で、美味しい美味しくないを 感じ取れるのだと思います。

野菜嫌いになる前にちょっと考えたいこと3つ。

  1. 旬の野菜を使おう
  2. 新鮮な地元野菜を使おう
  3. シンプルに味わおう

季節外れの野菜は、どうしたって旬の野菜の美味しさには勝てません。
そしてできるだけ採りたてのものがいいですね。
あとは、変に味付けしなくても塩とかみそだけでも美味しさを味わってみてください。
できれば、一緒に育てるとか収穫するのもいいですね。

トマト嫌いの私が一瞬でトマトを好きになった理由それは、
“旬の完熟トマト”を食べたから。
という、最もシンプルな理由でした。
ぜひ一度は”旬×完熟”の味を知る体験をおすすめします。

大口知子